今日はがんばって「デジベル(dB)」まで書きたいと思います(笑)
いつも何も考えずに、思いついた順番に書くので、後から読み直して「う~ん、違うな~」と思う事が多いです。
昨日の日記を読みなおして、ちょっと気になった事があるので補足しておきますね。
「周波数」が音の「高さ」を決める要因になる。
と書いたのですが、初めての人が読むと、
1つの音には1つの周波数
と感じられるんじゃないかと思いました。
それは違うんで、ちょっと書いときますね。
「音」には「周波数」があり、それが「音」の「高さ」を決めていますが、普段耳にする「音」。
会話でも、楽器の音でも、街中の雑音も、全ての音には色んな周波数が含まれています。
そんな色んな周波数の中で、基本となる周波数(通常、もっとも低い周波数)を「基本周波数」と呼んでいます。
この周波数が「音」の「高さ」を決める要因になっています。「音」には、この「基本周波数」の他に「倍音」と呼ばれる周波数が含まれています。これらの「倍音」が「音色」に関係してきます。
「倍音」を含まない「基本周波数」だけの音。
厳密には自然界には存在しないと思います。
電子音の「ピー」って音です。ちなみに正弦波(サイン波)といわれるものです。
文面だけでは、「なんのこっちゃ?」となると思いますので、ちょっと例を挙げてみます。
これは、音楽のソフトで、音の周波数を表したものです。
ドラムの足元にある、大きな太鼓。ベードラやキックと呼ばれる、ドラムの中で最も低い音を担当する部分です。
「ズン」って鳴ってるドラムです。
赤い四角の中ですが、周波数の値はありませんが、左から低い周波数で右にいくにしたがって高い周波数になります。縦はその周波数の大きさです。
このキックの音は非常に低い音ですので、低い周波数がメインですが、それ以外にも色んな周波数が含まれている事が分かります。
難しく考えてもらわなくて結構です。
「1つの音にも、色んな周波数が含まれている。」
これだけ覚えてもらえればOKです。
参考までに高い音の場合は、こんな感じです。
これは、ドラムの「ハイハット」って呼ばれている、小さいシンバルです。
「チンッチンッチン」ってリズムを刻んでいる音です。
音が小さいので、ちょっと見難いですが、さっきの「キック」の周波数と見比べてもらえると、違いは分かると思います。
こんな感じで、昨日の補足は終わります。
補足だけで長すぎますね…(笑)
では、「音」の「大きさ」について書きたいと思います。
ここで1つ考えてみます。
人間の可聴範囲は、20Hz~20000Hzと書きましたが、全ての周波数で、同じように聞こえるのか?
感覚的に分かると思いますが、
「No」
です。聞こえやすい(認識しやすい)周波数というのがあります。
ややこしいくなるので、あっさり結論ですが、
「3000~5000Hz」が最も認識しやすい周波数です。
何でそんな事書くの?
と言われそうですが、「dB」の話をする際に基準となるのが「1000Hz」だからです。
周波数によって、どれくらい聞こえ方が違うのか?
こんな図があります。
図に書いてますが「ロビンソン&ダドソンの等ラウドネス曲線」です。
横軸が周波数で、縦軸が音圧レベル(dB)です。この図の横軸で「10の3乗」となっている部分が「1000Hz」です。
10ホンと書いてある下の曲線を見て下さい。
1000HZと交わっている縦線を見ると、10dBとなっています。
その曲線を、低い周波数のほうに見ていって、10の2乗(100Hz)を見ると、30dBとなっています。
これは、1000Hzの時10dBで聞こえる音量は100Hzの時は30dBの大きさでないと、同じ音量には聞こえない。となります。
人間の耳って、いい加減ですね~(笑)
この表を見てもらえれば、3000Hz付近が、最も認識聞こえやすい、という事も分かると思います。
蛇足ですが、赤ちゃんの泣き声が3000Hz付近だと言われています。
生命体としての本能ですかね~?
ちなみに上の表は、かなり昔に発表された表です。
その後、「ちょっと違うよ」って事で、
こんな表が発表されました。
その後、「もっと正確なのは、こっちだよ」って事で、
これが発表されました。これが現在ISO基準にも使われている表です。
まぁ、同じような曲線を描いているので、専門家でもなければ、どうでもいい話ですが…。
長くなったんで、今日は終了です。
結局、dBまで書けなかった…(笑)
次こそは、この話題を終わらせます(笑)
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