2011年7月7日木曜日

排気音について

週末に雨が降らなければ、ノーマルマフラーに換装する予定です。

お願いだから降らないで…。


今まで色々なバイクに乗ってきて、色んなカスタムをしてきましたが、
静かにしたい
という目的でカスタム(?)するのは初めてです。

それだけ、おっさんになったんでしょうか…(笑)

近年、排気音・排ガスに関する規制は厳しくなってきているので、そんな時代の流れに流されてみます(笑)

さて、排気音の話です。(排ガス濃度は置いときます。)

よく目にする文面ですが、
「近接排気音○○dB」
というのがあります。規制にも使われますし、カスタムマフラーのスペックにも書かれてますね。
そんな「dB(デシベル)」について、ちょっと書いてみようかと思います。

昔、私はバンド活動をしていました。今も趣味でDTMをしていますので、「音」は大好きな話題です。
なんで、おそらく長文になるでしょう…(笑)
たぶん、2日に分かれると思います…。

では行きましょう。

排気音の大きさの基準として「デシベル(以下dB)」が良く用いられています。
この数値が大きければ、大きい音。小さければ小さい音。
この認識で間違いはありません。

ちなみに、現在装着されているBEET管は「92dB」
ノーマルマフラーは「73dB」
です。

ノーマルマフラーの方が「19dB」静かです。
誰でも分かる事ですね(笑)
では「19dB静か」とは、どれくらい?
そもそも「dB」とは何なんだ?

そんな事を書いてみたいと思います。
超基本的な事から書きますので(だから長文になるんですが…)、一旦「dB」から離れます。

「音」とは何なんでしょうか?


答えから書きますが、
「空気の振動」です。

あるものから発せられた「空気の振動」は周りの空気を動かして、波のように伝い、鼓膜を震わせる事で「音」として認識します。

何か小難しく書いてますが、「ふ~ん」と読み流してもらえれば結構です。
上に「空気の振動」と書いています。厳密には違いますが、ややこしいので、ここでは「空気の振動」に限定して書きます。
厳密には、何が違うのか?
振動するのは「空気」じゃなくても良い。という事です。
水であったり、金属であったり、振動を伝えられるものなら、それを介して「音」になります。

簡単な例を1つ挙げると、小さい頃に遊んだ「糸電話」を思い出して下さい。
あれは、糸が振動して「音(会話)」になっています。
糸を触ると、聞こえなくなったのを覚えてるでしょうか?
あれは、糸を触る事によって、振動を止めてしまっているから「聞こえなくなった(音が消えた)」って事ですね。


ここで覚えていてほしいのが、
・音は振動である。
・音は空気を動かしている。
という事です。

またまた話が変わります(笑)
お次は「音」の要素についてです。

一般に「音の三大要素」と呼ばれているものがあります。

大きさ
そのまんまです。音の大きさです。

高さ
そのまんまです。音の高さ(音程)です。

音色
上の2つと違って、ちょっと分かりにくいですね。
例えば、ピアノとバイオリンで、同じ音の大きさ・音程で弾いても、同じ音とは認識しません。
当たり前ですね(笑)
この違いが「音色」です。「倍音構成」や「波形」で表されるものですが、そこまで掘り下げると大変なので流します(笑)

簡単に書きましたが、この「大きさ」「高さ」「音色」が、音を決定付ける「三大要素」です。

「大きさ」の話をする前に「高さ」について、さらっと書きますね。

音の高さ(音程)ですが、一般的に分かりやすいのは、
「ド・レ・ミ…」でしょうか?
振動のどの部分が「高さ」に影響しているのか?

聞いた事があるかもしれませんが、「周波数」と呼ばれているものです。
単位は「Hz(ヘルツ)」です。
1Hzは1秒間に1回振動します。
1000Hzでは1秒間に1000回振動するって事です。

この「Hz」が大きいほど、高い音程になります。音楽をしている人なら常識的な事ですが、「○○Hz」が、どれくらいの音程なのか、ちょっと例を挙げておきます。

27.5Hz:88鍵ピアノ(一般的なピアノ)の一番低い音。A(ラ)です。
440Hz:時報の「ピッピッピッポーン」の「ピッ」の音。ギターやバイオリンのチューニングにも用いられる、有名な周波数です。A(ラ)です。
880Hz:時報の「ポーン」の部分です。これもA(ラ)です。つまり時報は「ラッラッラッラー」と鳴っています。

勘のいい方なら、お気づきかもしれませんが、上に書いた周波数は全てA(ラ)です。
そして周波数は全て倍数です。
つまり周波数が倍になると、1オクターブ上がり、周波数が半分になると1オクターブ下がります。

一般的に、人間が認識できる周波数は、20Hz~20000Hzと言われています。
20Hz以下の周波数は認識できない。つまり聞こえない。
同じく、20000Hz以上の周波数も聞こえない。でも実際には存在している「音」です。これが「超音波」って呼ばれているものですね。

長くなってきたので、この辺で終わります。
次の機会に「大きさ」について書きたいと思います。

やっぱり長文になっちゃいましたね…(笑)

2 件のコメント:

  1. 専門的なことは大歓迎ですw
    初めてまともなオーディオシステムで音楽を聴いたときの感動は今でも忘れられないです。
    それだけ音と言うのは種類があり感じ方もあるのだと認識しております。
    そして私は純音が大好きです(^^

    バイクのマフラーに関しては出来のよいマフラーはたとえ五月蝿くても音は良いですよね。
    巷に溢れているただ安くて抜けの良いだけのマフラー、、、最悪です。
    金属の振動、部品同士のぶつかる音、耳障り以外の何物でもありません。
    まさしくマフラーも調律の一つなのだと思い知らされます。

    ノーマルマフラーもサイレンサー部分を工夫するだけで満足のいく出力、音が入手できるかもしれません。
    頑張って色々試してみてください(^^

    返信削除
  2. >わかけさん

    >専門的なことは大歓迎ですw

    専門的な事を書ければ良いのですが…(笑)
    がんばります(笑)

    >巷に溢れているただ安くて抜けの良いだけのマフラー

    最悪ですね…。高回転を回さないのに、抜けの良さはイラナイですね(笑)

    ノーマルサイレンサーは分解できそうにないです…。

    返信削除